2022.12.06
前回から心理カウンセリングを受けることが出来る機関について触れています。
前回は医療機関、学校や会社に付属する相談機関、行政の相談窓口をご紹介しましたが、
今回は、残りの2つについてお伝えします。
ご存知の方があまりいないかもしれませんが、臨床心理士の養成コースを持つ大学にも一般の方に向けた相談機関が設けられています。
臨床心理士を養成するための訓練も兼ねているので、担当スタッフは臨床心理士を目指す学生さんであることが多いです。
不安に思う方もいるかもしれませんが、しっかりと指導教官がつき、細やかに指導を受けています。
金銭的な負担が比較的少ないこと、設備が充実しているところもこのような相談機関のメリットではないかと思います。
特に、まだ言葉だけでのカウンセリングが難しい小さなお子さんに向けたプレイセラピーや箱庭療法といった道具を必要とする
心理療法が出来るのは大学付属の相談機関ならではかと思います。
対応している心理療法や心理検査などについては各大学によって異なるため、ご興味のある方は事前にお問い合わせされることをお勧めします。
そして、最後は、さくらのように臨床心理士や公認心理師が個人で運営している私設の相談室です。
私設の相談室については、以前のコラムでも触れていますので、ご参考いただけたらと思います。
(コラム|こころと発達の相談室 さくら|発達障害、カップルカウンセリング、ハラスメント、依存症、子育て、発達検査に関するお悩み (mhconsulting.jp))
私設の相談室は、夜間や週末など開室時間の幅が広いことが多く、生活に合わせて通いやすいのではないかと思います。
カウンセリングは継続的に通うことが多いです。
少しでも通いやすいよう、ご自分にあった条件、特徴の相談機関選びにお役立ていただけたら幸いです。