2024.03.05
定規や分度器、コンパスを上手に使えない。
文末を省略して読んだり、読み替えたりする。
折り紙が苦手。
図形や絵、文字を同じように書き写すことが苦手。
以前、このような苦手を持つお子さんは、〝見る力〟が影響している可能性があるという記事を載せました (コラム第63回ビジョントレーニング)。
見る力を発揮するために、目は色々な動きをします。
一点を見つめる、寄り目をする、今はこっち、次はあっちとジャンプするように目を動かす、 ゆっくりと滑らかに目を動かしてもの見るといったものです。
この中のどこに苦手があるかによって回復のためのトレーニングを選んでいくことが大切です。
見る力を吟味する方法はいくつかありますが、最初に挙げたような学習に関連する見る力を調べるツールとして、 WAVES(ウェーヴス)という検査があります。
この検査は、小学生を対象としており、検査の結果に対応したトレーニングドリルがセットになっています。
そのため、検査の結果を知るだけでなく、それをふまえて明日から何をしたらよいかを明確に知ることが出来ます。
当相談室でも、最近、WAVESを導入しました。
WAVESは、学校の授業で一斉に行えるようにも作られていますが(短縮版)、さくらのような個別でご相談をお受けしている施設では、 より細やかに苦手について吟味し、日常生活の困りごととの関連についてアドバイスが出来るかと思います。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。