コラム

第62回 ビジョントレーニング

2023.10.17

定規や分度器、コンパスを上手に使えない。 

文末を省略して読んだり、読み替えたりする。 

折り紙が苦手。 

図形や絵、文字を同じように書き写すことが苦手。 

こんなお子さんの苦手を心配に思う方はいらっしゃるでしょうか。 

 

もしかすると、そうした心配事に〝見る力〟が影響しているかも知れません。 

学習場面で困りごとを訴えるお子さんの中には、視力や目の健康に問題がないにも関わらず、

ものを目で捉えにくくなっている子が少なくありません。 

見ることが上手に出来ないと、上記のような学習場面以外にも、 

様々な場面に影響が出ることがあります。 

例えば、見ることが疲れるために学習意欲が落ちる、机に向かいにくくなる、集中力が続かないと言ったことも

そのうちの1つです。

 

こうしたお子さんに、ビジョントレーニングをお勧めしています。 

目を動かすトレーニングを行うことで、見る力が上がり、 

生活上の困りごとが改善されるだけでなく、脳が刺激されて活性化することが期待できます。 

当相談室でも目の動きを調べる検査やトレーニングを行っていますが、 

書籍やインターネットサイト、スマートフォンのアプリでも簡単なチェックや 

トレーニングをすることができます。興味のある方はお調べになってみてください。