2023.06.06
カウンセリングと心療内科の違いは何なのか?
よくわからないな、と思っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は簡単にご説明します。
まず、心療内科は医療機関であり、「治療」のために、医師が「診察」、「診断」、必要に応じて「投薬」を行います。
保険診療なので、保険が使えます。医師がじっくりお話を聞いてくれる場合もありますが、カウンセリングと比べるとお話をお聞きできる時間は短めです。
一方、カウンセリングは臨床心理士が悩みやお困りごとを中心に時間をかけてお話を伺います(さくらでは初回の方は70分、継続の方は50分程)。
自分の気持ちや感情を表現したり、頭の中のモヤモヤを吐き出すことで気持ちが楽になることもあります。カウンセラーと一緒にお困りごとにどう対処していけばいいのか考える場といえます。
さくらのような相談室は医療機関ではありませんので、「診断」や「投薬」はできません。
また、保険適用でもありませんので、費用は全て自費となります。
もちろん、カウンセリングと心療内科は併用することも可能です。カウンセリングルームを設けている心療内科もありますし、さくらにも医療機関に通院しながらカウンセリングに通われている方は沢山おられます。
辛い症状で日常生活に支障が出ているような場合は、お薬の力を借りることも大切ですし、時間をかけて自分と向き合いたい場合にはカウンセリングがお役に立てるかもしれません。
どちらがいい悪いということではありませんので、必要な時に必要な方を利用していただけるといいなと思います。
今苦しい状況におられる方、悩みを抱えておられる方はどうぞお気軽にお問い合わせください。