コラム

第51回 マスク着用が個人の判断になりました

2023.04.11

新型コロナウイルスの感染が広まって、感染予防のために日常的にマスクを着けるようになりましたね。

 

約3年にも及ぶマスク生活でしたが、

政府の方針が「令和5年3月13日以降、マスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本」になりました。

 

感染予防のためにマスクの着用は有効ですが、一方でマスク着用による弊害も無視はできません。

 

色々な弊害が言われていますが、さくらのスタッフとしては、やはりコミュニケーションの弊害が気になるところです。

 

コミュニケーションでは言葉でのやり取りだけではなく、非言語コミュニケーションと呼ばれる表情や身振り手振りなども重要です。

マスクで顔の半分が隠れてしまうと、相手の表情を読み取ることはなかなか困難です。

マスク着用時に自分の意図が正しく伝わらなかったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

特に幼児期のお子さんは表情を見て相手の感情を理解する能力が発達する時期なので、

マスクで顔が隠れたコミュニケーションを取り続けることの影響は少し心配です。

 

カウンセリングでも非言語コミュニケーションはとても大切です。

ご相談の際にマスクを外していただいても構いません。

もちろん心配な方は着用を続けていただいて構いません。

 

マスクの着用については個人の判断を尊重するべきなのは当然ですが、

これからの季節、熱中症の心配もありますし、せめてお子さんたちには積極的にマスクを外していってもらいたいと思います。

 

【参考】

厚生労働省.2023.「マスクの着用について」.

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html

(2023/04/10)