2023.03.28
日々追われるように生きていると
いつの間にか後回しになってしまう自分のお世話。
特に「こころのお世話」は後回しになりがちで、
気づいたら疲れや虚しさがバケツいっぱいに溜まっていることも。
忙しくて自分の気持ちが見えなくなりそうなときは
「物語」に触れることがおすすめです。
映画館に行くもよし。
本屋さんに行くもよし。
本棚からとっておきの一冊を取り出すもよし。
自分ではない誰かのストーリーに触れるうちに
ご無沙汰していた涙が出てきたり
口元に自然と微笑みが浮かんだりと「気持ち」が表に出てきます。
人間が精神的な疲労から回復するにはこの
「気持ちのデトックス」が大切なのです。
私が気持ちのデトックスによく読むのは
「西の魔女が死んだ」という梨木香歩さんの本です。
学校に行くことが嫌になってしまった女の子が
自然豊かなおばあちゃんの家で過ごす中で
様々な気づきを得て成長していくお話です。
自然の描写やおばあちゃんの愛溢れる言葉に
こころを動かされて何度も読み返しています。
忙しい時こそ、あえて映画館へ、あえて本屋さんへ。
自分のこころに染みる言葉を探しにいきませんか。