2023.01.24
「疲れたー」という言葉、
多くの人が一日に一回は口にしているかもしれません。
みなさんはその「疲れ」をどこから感じていますか?
肩が凝っている感覚、頭がぼーっとする、眠気など
疲れの感じ方は実に様々だと思いますが、
多くの人は「疲労のサイン」をあまり意識できていません。
それはなぜか。
理由は人間の「前頭葉」にあります。
人間は理性をつかさどる前頭葉が発達したため、
集中状態や理性的な思考が疲労への気づきを鈍らせているのです。
一方、野生動物は疲労すると攻撃力や防御力が低下し生死に直結するため、
「疲労を感じたらすぐ休む」という構造が保たれています。
人間は進化の過程で疲れに素直でいることが難しくなってしまったのです。
しかし、疲労している状態というのは活性酸素が蓄積していたり細胞が壊れていたり
実際に体に異変が起こっている状態です。
そのためそれらを放置すると急に体調不良や精神症状が生じることもあります。
まずは自分の疲労のサインを意識すること。そして忙しくてもあえて休む時間をとる。
深呼吸や外の空気を吸うなど、3分程度でも結構です。
自分の本音に正直であることが難しい社会だからこそ
小さな工夫を積み重ねて自分を守る働き方・過ごし方ができるといいですね。
次回のコラムの更新は2月7日になります。