2022.11.21
皆さんは身近な人とのコミュニケーションを大切にしていますか?
「どうしてこんなに散らかすの?」
「遅くなるなら連絡してよ」
こんな言葉が家族の間で飛び交っているのではないでしょうか。
生活を共にしているからこそ つい感情的に伝えてしまう...。
しかも相手も感情的になってしまい 時には言い合いに…。
言葉の奥底には「わかってほしい」という気持ちがあるだけなのに、なぜかうまく伝わらない。
どうすればもっとうまく伝わるのでしょう。
実は上の2つのセリフにはある共通点があります。
この2つはどちらも主語が「あなた」なのです。
「どうして(あなたは)こんなに散らかすの?」
「遅くなるなら(あなたが)連絡してよ」
主語に「あなた」が隠れているメッセージは攻撃的に聞こえてしまうのです。
これを「 YOUメッセージ 」といいます。
逆に「わたし」が主語のメッセージは「 Iメッセージ 」といいます。
試しに2つの文章を Iメッセージ にしてみましょう。
「片付けてくれたら(私は)嬉しいな」
「遅いから(私は)心配したし、夕飯の時間も決まらなくて(私は)困ったんだよ」
YOUメッセージと比べるとだいぶ柔らかい印象を与える表現です。
これなら相手を感情的にさせてしまう心配もありません。
私たちは「悲しい、楽しい、嬉しい、寂しい、ありがたい」など、自分の気持ちを表す言葉を
身近な人であればあるほど 伝えることを忘れているのかもしれません。
本当は怒りたいのではなくわかってほしい、そんな自分の気持ちに気づいたとき、
「本当は何が伝えたいんだろう」と一呼吸おいて、
「心配した」「~してくれると嬉しい」といった簡単な I メッセージから試してみてはいかがでしょうか。