2022.08.09
学校に行けず欠席が続いている、自室にこもって出てこない、
自傷行為があるなど、子どもに関するご相談を受けることがあります。
こうした問題についてご家族からよく聞かれるのは、
「甘え(アピール)なのか、そうではないのか、どのように捉えたらよいか分からない」
「そうなった時にどう接したらよいか分からない」という言葉です。
家族として子どもを心配に思う気持ち、年齢や時期によっては学習や進路への影響も
気になるところではないかと思います。
どのような問題であっても、その背景には本人なりの様々な思いや悩みがあり、
それらが適切な解決に至らなかった結果、行きついた問題と捉えることが出来ます。
そのため、結果である問題だけに着目し、どうにかしようとしても
上手くいかないことが多いです。
中には、問題の背景について本人自身も判然としていないない
(だから家族が心配してくれるのは分かるけど話せることは何もない)
ということもあるかも知れません。
いずれにしても、まずはその背景にあることを丁寧に整理していく必要があります。
本人が自覚しているところだけでなく、今はまだ気が付いていないけれども実はずっと抱えていることも
探っていくことが必要になります。