コラム

第23回 相談するってなぜいいの?

2022.07.26

今回は、“相談することのよさ”について考えてみたいと思います。

 

私たちは、精神的な不調が強くなると状況のネガティブな部分に

より目が向きやすくなる、考え方に柔軟性が無くなりやすくなることが

分かっています。

そのため、自分一人で考えていると、実際よりも状況をネガティブに

捉えてしまい、それを繰り返すうちにネガティブな思考のループに陥り

やすくなってしまいます。

また、対処しようにも解決の糸口(活用できる資源)を見落としてしまい、

対処法の選択肢の幅が狭まってしまいやすくなります。

 

調子が良い時に落ち着いて考えるととてもシンプルな問題でも、

精神的に不調な時には、とても複雑に感じてしまうのです。

 

こういう時、他の人の考え方を聞くことで、冷静な視点から状況を捉え直す

ことが出来るのではないかと思います。

吐き出すだけで少し冷静になれることもあるでしょう。

状況を思い返しながら話すことで、それまでは気が付かなかったところに

解決の糸口を見つけることが出来るかも知れません。

 

先にもお伝えしたように、精神的に不調な時には、考えれば考えるほど、

よりネガティブになってしまいやすいです。

「こんなこと…」と思うようなことでも、早いうちに誰かに相談してみても

よいのではないかと思います。