2022.07.26
今回は、“相談することのよさ”について考えてみたいと思います。
私たちは、精神的な不調が強くなると状況のネガティブな部分に
より目が向きやすくなる、考え方に柔軟性が無くなりやすくなることが
分かっています。
そのため、自分一人で考えていると、実際よりも状況をネガティブに
捉えてしまい、それを繰り返すうちにネガティブな思考のループに陥り
やすくなってしまいます。
また、対処しようにも解決の糸口(活用できる資源)を見落としてしまい、
対処法の選択肢の幅が狭まってしまいやすくなります。
調子が良い時に落ち着いて考えるととてもシンプルな問題でも、
精神的に不調な時には、とても複雑に感じてしまうのです。
こういう時、他の人の考え方を聞くことで、冷静な視点から状況を捉え直す
ことが出来るのではないかと思います。
吐き出すだけで少し冷静になれることもあるでしょう。
状況を思い返しながら話すことで、それまでは気が付かなかったところに
解決の糸口を見つけることが出来るかも知れません。
先にもお伝えしたように、精神的に不調な時には、考えれば考えるほど、
よりネガティブになってしまいやすいです。
「こんなこと…」と思うようなことでも、早いうちに誰かに相談してみても
よいのではないかと思います。