2022.06.07
読書のススメでは今回も素敵な絵本をご紹介します。
絵本は子どもが楽しむだけでなく、大人も十分楽しめますので、
皆様にもどんどん絵本を手に取っていただきたいなぁと思っています。
さて、今回の絵本は『おばけだじょ』です。
表紙には真っ黒な体にギロリと光る目、鋭い牙を持ったおばけが描かれています。
わっ、怖い!
一体、どんなおばけなんだろう?
ドキドキしながらページをめくっていくと・・・
おばけの正体はなんと〇〇でした!
「幽霊の正体見たり 枯れ尾花」という諺があるように、
得体の知れないもの、正体の分からないものは、時にとても恐ろしく感じます。
私たちの抱える不安や悩みも「それ」が何なのか、どこから来るものなのかわからないから
苦しさや怖さがどんどん増幅して到底太刀打ちできないような気持になってしまいます。
カウンセリングで不安の原因が何なのか、正体は何なのかを紐解いていくことができると、
案外大したことではなかったと気付くかも知れませんし、
不安や悩みとうまく付き合う方法や対処法を考えることも出来ます。
正体不明の相手と向き合う作業は一人ではなかなか難しいです。
お困りの時は、いつでもこころと発達の相談室さくらにご連絡ください。
【出典】
tupera tupera(2015).『おばけだじょ』.学研プラス.