コラム

第12回 理想を追うことについて考える

2022.04.19

家の中を毎日綺麗にしておきたい

栄養バランスの良い食事を摂りたい

通勤・通学前に朝活したい・・・など

日々の生活に、理想や目標を掲げている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

理想を追うことで毎日の生活が彩り豊かになり、ご自身も楽しい気持ちで過ごせるのであれば

それはとても素晴らしいことだと思います。

 

ただ、「~したい」「~できたらいいな」と思っていたことが、

いつの間にか「~しなくてはならない」「~でなければならない」に変わってしまっては、

楽しいどころかどんどんご自分を苦しめてしまいます。 

 

例えば、小さなお子さんを育てている親御さんが「毎日21時までに子どもを寝させたい」と思っているとします。

しかし子育ては思うようにスムーズにはいきません。

時計を見るともう21時を過ぎています。

そこで「もうこんな時間!早く寝なさい!」と、イライラした気持ちで子どもに接してしまうと、

お子さんもお父さん・お母さんも1日の終わりを嫌なムードで締めくくることになるかもしれません。

そうではなくて、「今日は21時過ぎちゃったけど、まぁいいか!」と思えると、

お子さんとハグをする気持ちの余裕ができて、お子さんは温かい気持ちで眠りに付けるかもしれません。 

 

理想を追うことは決して悪いことではありません。

ですが、理想に縛り付けられないように、時には理想を手放したり、緩めたり、

何をどうするかの手綱を自分で持っておくことが重要なのだと思います。