コラム

第6回 読書のススメ①『パンダ銭湯』

2022.03.08

「読書のススメ」では、皆様に色々な本をご紹介していきたいと思います。

シリーズとして続けばいいなぁという願いを込めてを付けましたが、

続くかどうかは温かく見守っていただければと思います。

 

さて、今回ご紹介する本は、本と言っても絵本なのですが、『パンダ銭湯』というお話です。

テレビ番組でも紹介されて話題になったようなので、ご存知の方も多いかもしれません。

 

簡単にあらすじをお伝えすると、

「パンダ以外の入店は、固くお断りしています」

というパンダ専用の銭湯にパンダの親子がやってきます。

脱衣所で、パンダの親子は服を脱ぎ始めるのですが、まずここで「え!そこって服だったの!?」と衝撃が走ります。

驚きの積み重ねで、大人も子どもも最後まで楽しめる絵本です。

 

パンダ銭湯を読んで驚くのは「パンダには黒い模様がある」という思い込みがあるからではないでしょうか。

思い込みは人の心を固くして、時に苦しくさせることがあります。

日常生活でも「〇〇はこういうもの!」と決めつけて思い込んでいることがありませんか?

その決めつけや思い込みを違う角度から見て見ると、

「あれ、思っていたのと違う?」と気づくことがあるかもしれません。

 

コチコチに固まっていた考えに違う視点が入る時、心が少し軽くなるかもしれません。 

 

【出典】

tupera tupera(2013).『パンダ銭湯』.絵本館.