子どもについての相談

息子は発達障害…?

ご相談内容

小学生の息子がいます。先日担任の先生から電話があり、息子は何度練習しても漢字を覚えられないこと、うっかりミスや忘れ物も多いこと、友達ともめると手が出てしまい、対応に苦慮していることを伝えられました。

先生としてはその都度話を聞いて指導しているが、普通の注意や指導だけではうまくいかないようなので、一度専門家に相談してはどうかと勧められました。私も漢字が覚えられないことやお友達とのトラブルが多いことは気になっていましたが、元気で活発だとほめられることも多いし、男の子だしそんなこともあるか、という程度に考えていました。

専門家への相談を勧められるなんて、そんなレベルのことだとは思っていなかったのでとてもショックです。私がもう少し細かに手をかけて育てていればよかったのでしょうか。

アドバイス

担任の先生から急にそういう話があって、動揺されているのですね。専門家への相談=障害がある、ということではありませんが、息子さんの得意、不得意に差があるのかもしれませんね。

得意、不得意の差が大きいと、周りの人から「やればできるのに努力しない」とか「好きじゃないことだから取り組もうとしていないだけ」のような誤解を多く受けます。その背景で、お子さんは自分なりに頑張っているのにそれがうまく発揮されず苦労していることも多いのです。苦手なところはうまくサポートし、得意なところを伸ばすようにすると、お子さんは学校で過ごす時間がとても楽になります。

今回専門家への相談をするとしたら、その点について整理したり、専門的な観点からアドバイスを受けるいい機会だという風にとらえてみてはいかがでしょうか。お子さんにも、できないところが多いから調べてもらいに行く、とか悪いところを治しに行こう、というようなニュアンスで伝わらないように気を付けてください。困っているところをどうしたらいいか、どうしたら学校で今より楽にすごせるようになるか、話を聞きに行ってみない?というように、お子さんにとってメリットがあること、悪いこと探しに行くのではないことが伝わるようにしてください。

それと、お子さんの得意不得意は子育ての仕方によって生じるものとは限りませんので、お母さんが自分の 育て方を後悔したり、自分の育て方のせいだと自分を責めたりするようなことが無いようにしてください。

子どもが学校に行けなくなってしまった…

ご相談内容

子供が朝になると「おなかが痛い」「頭が痛い」など体調不良を訴え、学校に行けなくなりました。

初めは無理に行かせようとしたこともあるのですが、大泣きしてしまい、その様子を見て行かせることをためらいました。家では食事も普通にとれるし、漫画を読んだりゲームをしたりして過ごしています。学校の話をするとものを投げたりして荒れるので、学校のことにも触れられません。親と一緒であれば外出もしますが、一人で出かけたり放課後友達と遊んだりすることもほとんどありません。時々、仲の良い友達が家に遊びに来てくれるのですが、その時は元気に遊んでいます。

このままずっと学校に行けなくなるのか、ひきこもりになってしまうのではないかと不安です。親としてはどのように対処したらいいのか悩んでいます。

アドバイス

まず気になるのが、お子さんが学校でどのように過ごしていたかということです。友達との関係はうまくいっていたのか、いじめなどのトラブルはなかったか、勉強で大きくつまづいているようなことはなかったか、継続的ではなくても、教室で恥ずかしい思いをしたり強い挫折感を感じたりするようなことはなかったかなど、学校に行くことが不安になるような要因がなかったかを調べる必要があると思います。

お子さんご本人がうまく話せないようであれば、担任の先生にお話を伺い、もしくは仲の良いお友達に学校での様子をさりげなく聞いてみることも有効かもしれません。テストやノートなども、学業面でのつまづきがなかったかどうかを確かめる情報源になるので、ぜひ新ためて確かめてみて下さい。それらの背景要因を詳しく調べて、何か問題があるようであればそれに対する対応策を考える必要があります。

それとは別に、今の家庭での過ごし方について考えると、現状はお子様にとってあまりにも自由気ままな過ごし方になっていることが気になります。学校に行かないと何の制約もなく楽しいことだけできる、という状況が続けば、当然家にいる方が快適だし楽ですよね。様々な制約や人間関係がある学校に行こうという気持ちはますます起こりにくくなります。 心身の調子が悪くなければ、家でも学校に行っている時と同じように、終業時刻まではテレビやゲームは無し、学校の時間割に従ってワークをしたり、本を読んだりするなどの工夫が必要ではないかと思います。また、体調不良を訴える際は病院を受診し、何か病気があれば治療する、という姿勢で臨まれるのが良いと思います。

ただ、これらのことを学校に行かないことへのペナルティのように示したり、交換条件(学校に行くのであればゲームをやってよい、など)のように提示することはよくありません。ご家族間で対応がまちまちにならないように、話し合って方針を一致させることも必要ですし、そのことを伝える際には「学校に行けるように考えていこうね」ということと「でもすぐには行けないかもしれないから、それまでの家での過ごし方を見直そうね」ということを丁寧におだやかに伝えるようにします。その上で登校できるためのステップと具体的な取り組み方を考えていきましょう。もし可能であれば学校のスクールカウンセラーなどにも相談してみて、専門的な観点からのアドバイスを得ながら進めることをお勧めします。