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子どもが学校に行けなくなってしまった…

ご相談内容

子供が朝になると「おなかが痛い」「頭が痛い」など体調不良を訴え、学校に行けなくなりました。

初めは無理に行かせようとしたこともあるのですが、大泣きしてしまい、その様子を見て行かせることをためらいました。家では食事も普通にとれるし、漫画を読んだりゲームをしたりして過ごしています。学校の話をするとものを投げたりして荒れるので、学校のことにも触れられません。親と一緒であれば外出もしますが、一人で出かけたり放課後友達と遊んだりすることもほとんどありません。時々、仲の良い友達が家に遊びに来てくれるのですが、その時は元気に遊んでいます。

このままずっと学校に行けなくなるのか、ひきこもりになってしまうのではないかと不安です。親としてはどのように対処したらいいのか悩んでいます。

アドバイス

まず気になるのが、お子さんが学校でどのように過ごしていたかということです。友達との関係はうまくいっていたのか、いじめなどのトラブルはなかったか、勉強で大きくつまづいているようなことはなかったか、継続的ではなくても、教室で恥ずかしい思いをしたり強い挫折感を感じたりするようなことはなかったかなど、学校に行くことが不安になるような要因がなかったかを調べる必要があると思います。

お子さんご本人がうまく話せないようであれば、担任の先生にお話を伺い、もしくは仲の良いお友達に学校での様子をさりげなく聞いてみることも有効かもしれません。テストやノートなども、学業面でのつまづきがなかったかどうかを確かめる情報源になるので、ぜひ新ためて確かめてみて下さい。それらの背景要因を詳しく調べて、何か問題があるようであればそれに対する対応策を考える必要があります。

それとは別に、今の家庭での過ごし方について考えると、現状はお子様にとってあまりにも自由気ままな過ごし方になっていることが気になります。学校に行かないと何の制約もなく楽しいことだけできる、という状況が続けば、当然家にいる方が快適だし楽ですよね。様々な制約や人間関係がある学校に行こうという気持ちはますます起こりにくくなります。 心身の調子が悪くなければ、家でも学校に行っている時と同じように、終業時刻まではテレビやゲームは無し、学校の時間割に従ってワークをしたり、本を読んだりするなどの工夫が必要ではないかと思います。また、体調不良を訴える際は病院を受診し、何か病気があれば治療する、という姿勢で臨まれるのが良いと思います。

ただ、これらのことを学校に行かないことへのペナルティのように示したり、交換条件(学校に行くのであればゲームをやってよい、など)のように提示することはよくありません。ご家族間で対応がまちまちにならないように、話し合って方針を一致させることも必要ですし、そのことを伝える際には「学校に行けるように考えていこうね」ということと「でもすぐには行けないかもしれないから、それまでの家での過ごし方を見直そうね」ということを丁寧におだやかに伝えるようにします。その上で登校できるためのステップと具体的な取り組み方を考えていきましょう。もし可能であれば学校のスクールカウンセラーなどにも相談してみて、専門的な観点からのアドバイスを得ながら進めることをお勧めします。